(裏)

更新は不定期です。もう無いかもしれません。

サナラティアス

 

 the memo accountです。

 たまに気になる構築を見かけた時に使ってみた感じを書いていくブログにしたいと思います。

 今回はメガラティアスを主軸にした構築が少し前に気になったので、使ってみてた構築の紹介です。

 

構築詳細

 並びと構成の紹介です。ご覧の通りオリジナルは、半年ほど前にみょんさんのブログで紹介されていた、メガアススタンです。公開された後2月ほどからこのサーナイト入りを回してみていました。

 

S7シングルレート2215達成メガアススタン - ひゃくごじゅういち
http://blog.goo.ne.jp/psparayuki/e/d01eaa172f4ac93475a2647512a7deb0

 

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サーナイト@こだわりスカーフ

トレース・ひかえめ:148-*-86-177-137-138

ムーンフォース/サイコショック/きあいだま/トリック

 

ラティアスラティアスナイト

ふゆう・おくびょう:(前)187-*-111-130-150-178 /(後)187-*-141-160-170-178

サイコショック/めいそう/はねやすめ/みがわり

 

ランドロス(霊獣)@きあいのタスキ

いかく・ようき:165-197-110-*-100-157

じしん/がんせきふうじ/とんぼがえり/ステルスロック

 

ロトム(ウォッシュ)@オボンのみ

ふゆう・ずぶとい:156-*-174-125-129-106

10まんボルト/ボルトチェンジ/ハイドロポンプ/おにび

 

ウルガモス@ラムのみ

ほのおのからだ・ひかえめ:161-*-86-204-125-152

だいもんじ/むしのさざめき/めざめるパワー(地面)/ちょうのまい

 

ナットレイゴツゴツメット

てつのとげ・のんき:181-114-201-*-137-22

パワーウィップ/ジャイロボール/やどりぎのタネ/まもる

 

 コンセプトと採用理由

 まず最初にご了承願いたいことがあります。それは私がこの構築を主に使っていたルールはレーティング準拠のルールではなく、基本的に相手の手持ち3体を殲滅することを勝利条件としたルールであることです。

 

 オリジナルでは羽休めやみがまもを駆使したいわゆるTODを視野に入れた対処も考えてあると思いますが、私自身そういった対戦が苦手なこともあり、多少無理にでも突破することを考えてサーナイトウルガモスといったポケモンを採用しています。

 

 ただし基本コンセプトは大きく崩していないつもりで、特殊軸のポケモンに対して圧倒的な強さを誇るメガラティアスを、霊獣ランドロス、ゴツメナットレイ、鬼火ロトムでサポートしながら有利なサイクル戦を仕掛けるのが狙いです。ランドロスの構成やメガラティアス、また軸となる選出は最初に引用させていただいたオリジナルの解説に載っています。

 

 この4体で対処に不安が残る特殊ドラゴン(特にサザンドラ)やゲンガー、バシャーモに対してスカーフサーナイト、やや心許ないですがギルガルドやナットドラン、クレセドランに対してウルガモスを採用。サーナイトは調整個体で、194悪の波動を高乱数2耐えできるようにしています。また、ウルガモスも近い特殊耐久を有します。

 

 ヒードラン絡みの組み合わせはメガラティアスで対処可能な場合もありますが、一度この構築の動きを知られると相手のクレセリアヒードランナットレイに毒々を連打してくる(メガラティアスに交替際に毒を入れたい)展開になるため、別の対処法も用意しました。

 

 見た目にも特殊に強めなポケモン3体を採用できたために、水ロトムナットレイを図太いHBの物理耐久特化という配分が可能になっています。実際、ナットレイが生半可な地震で崩されないなど、HB特化にした恩恵はかなり大きいです。役割が不明瞭になりがちな水ロトムも「ゴツメナットレイは接触技軸の物理に出す、鬼火水ロトムは非接触軸の物理に出す」と選出を事前にある程度配分しておくことで、非常に扱いやすく感じました。

 

 具体的にはマンムーランドロスが想定する非接触軸の物理ポケモンであり、実際これらのポケモンに対して水ロトムは有利が取れており、メガラティアスに打点を持つ意識すべき相手です。

 

 ウルガモスについてはメガリザードンYという選択肢も考えられます。この枠には主にサザンドラ+ギルガルドに安定するとまでは言わずとも対抗できるポケモンが望ましく、メガリザードンYの場合はよく組み合わせられるマリルリに対してもウルガモスよりは強いという利点があります。しかし今回は、マリルリに強めなナットレイロトムを採用しており、対クレッフィなどウルガモスのラムのみが有効に作用する場面も見られたため、後出しや対面からの状態異常の対処が難しいメガリザードンYの採用は見送りました。その他メガバシャーモウルガモスと似た強さを持つポケモンであり、採用が考えられるポケモンです。

 

 ヒードランはみがまもと毒・火傷・やどりぎによって詰ませる立ち回りが非常に魅力的でこの構築にもマッチしていましたが、私はナットドランミラーがどうしても苦に感じたのであまり好きになれませんでした。ヒードランを抜くことによる対ファイアローの不安は、水ロトムランドロスによる対処がある程度可能であり、対面からならばおそらくメガラティアスも勝機はあると思います。ゴツメナットレイブレイブバードを受けて無理やり削ることも一応可能ですね。

 

主な選出方針について

 選出時はサーナイトとメガラティアスのどちらで勝つのが楽かを考えます。特殊ポケモンラティアスより遅いポケモンが中心であればメガラティアス、ゲンガーやメガバシャーモ、少し変わったところではムラッ気コピーを狙ってオニゴーリ、トリックと天然返しでピクシー辺りにはサーナイトを出すことが多いです。

 

 ガルーラドラン入りに対してはナットレイガルーラに当てた後、ヒードランに対してサーナイトをもらい火トレースで出して、気合球を連打する展開を狙うこともあります。ギルガルドに関しては基本的にメガラティアス選出で問題ないそうですが、立ち回りがまだ掴めてないこともあり、ランドロスウルガモスでの対処を狙うことが現状は多いです。物理か特殊か、それとも毒なのかを見極めるタイミングが重要ですが、難しいところです。珠ガルドに対してはおそらく様子見しているとあっという間に全滅させられる一方で、焦って攻めると地震から弱点保険を起動される可能性も・・・。

 

 軸にする特殊ポケモンを決めた後は、基本的に霊獣ランドロスが先発。ファイアローリザードンをそれなりに先発で出されやすいため、オリジナルでも解説されている通り初手は岩石封じ、逃げられたらステロで対応。選出自体されやすいので、相手の手持ちにこれらがいた場合、多少強引にでもステロを撒く必要があります。撒ければあとはラティアスサーナイトが何とかしてくれる。

 

 ガルーラガブリアスが先発で来た場合はナットレイを受け出しすることになりますが、先発ランドロスの威嚇で後続の負担を軽減できるのも重要。後は上述した通り相手の物理ポケモンの傾向を見てナットレイか水ロトム、特殊2枚で攻めていけそうならサーナイトウルガモスも一緒に選出していきます。

 

結び

 構築紹介は大体こんな感じです。今まで粘土+壁でローブシンウルガモスをサポートして強引に積んでいくタイプの構築はよく使ってきましたが、元々が高耐久のポケモンを軸にサイクル戦を積極的に仕掛ける構築はあまり使ってこなかったので非常に新鮮で楽しい構築でした。今後もよく使っていくと思います。

 

 気になる点はナットレイや水ロトムはやはりタイプ受け寄りのポケモンであるため、相手のサブウェポンに怯えることが多いことですね。威嚇によるサポートは可能な限りしてあげるべきです。あとはメガラティアスは火傷はギリギリ勝負になりますが、猛毒が入ればほぼお終いです。麻痺もかなりの痛手なので、後出しする際は状態異常が来ないタイミングをしっかり見極める必要があります。熱湯に出したいことが多々ありますが、大体火傷して追い詰められる展開になりやすいです・・・。

 

 余談ですがこの構築を使い始めてからサーナイトラティアスの可愛さに気付けた気がします。残念ながらメガラティアスは可愛い系のメガシンカではないので、メガサーナイトをまた別の構築で使いたいと思ってます。